【介護資格】介護福祉士の合格率と難易度|現場目線で解説

【介護資格】介護福祉士の合格率と難易度|現場目線で解説

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介護福祉士の試験を受けるか迷っていると、まず気になるのが「合格率」だと思います。

「合格率7割」と聞けば「じゃあ自分もいけそう」と感じるかもしれませんし、「3割は落ちる」と捉えれば急に不安になる人もいるはずです。

現場にいた頃、私は周りのスタッフが介護福祉士を受けるのを何人も見送ってきました。受かる人と落ちる人の差は、実は才能ではなく準備の型に集約されます。

この記事では、介護福祉士の合格率の最新データ、数字の裏にある実態、落ちる人に共通する3つのパターン、そして働きながら合格するための勉強時間の目安まで、現場目線で整理します。

目次

介護福祉士の合格率|直近3年の推移

介護福祉士国家試験の合格率は、ここ数年おおむね70%前後で安定しています。

実施回受験者数合格者数合格率
第36回(2024年)約74,500人約61,000人約82.8%
第35回(2023年)約79,100人約66,700人約84.3%
第34回(2022年)約83,000人約60,000人約72.3%
出典:厚生労働省 介護福祉士国家試験 合格発表資料

数字だけ見れば「7〜8割受かる試験」です。宅建(約15%)や社労士(約6%)と比べると、相対的には取りやすい国家資格と言っていいでしょう。

合格率「約7割」の実態|数字より大事な2つのポイント

ただし、この70〜80%という数字をそのまま鵜呑みにするのは危険です。

ポイント1|受験する時点で「ふるいにかかっている」

介護福祉士を受験するには、実務経験3年以上+実務者研修の修了など、一定の条件をクリアしている必要があります。つまり受験者はそもそも「3年以上現場で続いた人」です。その時点で、介護の仕事への適性も、知識の土台もある人が受けている。その中での合格率が7〜8割なので、「楽に受かる試験」ではありません。

ポイント2|落ちる2割はほぼ「勉強不足」

現場感覚で言うと、落ちる人のほとんどは才能ではなく準備不足で落ちています。「仕事が忙しくて手をつけられなかった」「過去問を1周しか回せなかった」という人が、そのままの勢いで受けて落ちるパターンが多い印象です。

落ちる人に共通する3つのパターン

1. 過去問を「解くだけ」で終わる

過去問を1周して「◯✕をつけて終わり」にしてしまう人は、だいたい落ちます。介護福祉士の試験は、同じ論点が形を変えて出続けるので、間違えた問題の根拠までたどらないと点が安定しません。

2. 総合問題や配点の少ない科目を後回しにする

ボリュームが多い介護過程や医療的ケアに時間を使いすぎて、配点の少ない科目を後回しにすると、1科目でも0点を取ったら即不合格というルールで足元をすくわれます。満遍なく触れることが大前提です。

3. 本番2週間前に新しい問題集に手を出す

直前期に新しい教材に浮気する人はだいたい崩れます。10月以降は手元の問題集を3周目、4周目と回して「見た瞬間に答えが浮かぶ」状態を作る方が圧倒的に伸びます。

働きながら合格する人の勉強時間の目安

働きながら受験する人の合格ラインは、合計250〜300時間が目安です。半年かけるなら1日1時間ちょっと、3ヶ月なら1日3時間ペースになります。

時期主な作業1日の時間目安
8〜10月テキスト通読+過去問1周目1時間
11〜12月過去問2周目+苦手科目の集中1.5時間
1月過去問3周目+模試+知識の穴埋め2時間

夜勤明けの日はムリをしない、逆に公休日に3時間まとめてやるなど、生活リズムに合わせて配分するのが続けるコツです。

合格後に本当に起きる変化|給料・キャリア・現場での扱い

給料|資格手当で月5,000〜15,000円アップが相場

施設によりますが、介護福祉士の資格手当は月5,000〜15,000円、処遇改善加算の配分でもう一段上がるケースもあります。年換算で10〜20万円プラスというのが現実的なラインです。

キャリア|ケアマネ受験資格と役職の入口になる

介護福祉士として実務5年を積むと、ケアマネジャーの受験資格が得られます。また施設内でリーダー・主任に上がる時の条件として介護福祉士を要件にしているところも多く、キャリアの分岐点としての効果が大きい資格です。

現場での扱い|任される幅が明確に変わる

介護計画の作成、新人指導、他職種連携の窓口など、「無資格・初任者研修のスタッフには回ってこない仕事」が回ってくるようになります。責任は増えますが、キャリアとしては明確に前進します。

まとめ|資格は「取る前」より「取った後」で差がつく

介護福祉士の合格率は約7〜8割。数字だけ見れば高めですが、受験要件でふるいにかかった上での7割であり、決して楽勝ではありません。

一方で、取ってからの伸び代が大きい資格でもあります。資格手当、ケアマネへの道、管理職へのステップ、すべてが介護福祉士から始まります。

過去問3周、苦手科目を後回しにしない、直前に浮気しない。この3つを守れば、働きながらでも十分合格ラインに届きます。

資格を取った後のキャリア設計や給料の伸ばし方については、以下の関連記事も参考にしてみてください。

合格率を上げる現実的な選択肢

介護福祉士の合格率は7〜8割と数字だけ見れば「そこそこ」ですが、独学で挑むと働きながらの両立が想像以上に厳しいのが本音です。実務者研修と国試対策がセットになっているスクールを使うと、必要な範囲だけ効率よく回せます。

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この記事を書いた人

介護現場と管理職の両方を経験したフリーランス。
現場でしか見えないリアルと、管理職だから知っている構造の話を、本音で発信しています。

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